idea_world_labDEV JOURNAL
2026年6月2日火曜日

2026-06-02 振り返り

今日やったこと

今日は Godot プロジェクトの gongju マップ改善のために Qwen 系列モデルを再度実験した。アセット画像をモデルが直接安定して解釈できないことを前提に、Codex がまず画像を確認し、assets/ASSET_LABELS.md にアセットパス、ピクセルサイズ、用途、重複有無、注意事項を英語で整理した。

この文書は Qwen が Godot コードを書くときに PNG を直接解釈しなくてもどのアセットを使うべきか分かるように作った補助インデックスである。実際にマップコードでは誤ったスタイルのタイルを自然オブジェクトのように使用したり、家を実際の建物アセットではなく grass sheet の任意座標で貼る問題があり、こうした問題はアセットラベルがあればより簡単に捕まえられた。

Qwen2.5 Coder 実験

Godot 作業補助モデルとして bekoozkan/godot-qwen2.5-coder-7b-instruct-bnb-4bit を試した。

最初は llama.cpp で実行したが、Qwen Code の tool calling が正しく接続されなかった。モデルは実際のツールを呼び出す代わりに <function=glob> のようなテキストをそのまま出力し、ファイル一覧取得やコード修正に進めなかった。その後 vLLM で実行しなければならないことが判明した。

ただし実行方式が変わっても現在の基準では Qwen2.5 Coder がプロジェクト全体の文脈を把握し安定してコードを修正できるレベルには至っていなかった。vLLM と llama.cpp で応答の様相は異なったが、結論としてどちらも実際のコード修正を任せるには不十分だった。

しかしこれは Qwen を限定的にしか使わないという結論ではない。むしろ Qwen を必ずコーディングツールにするために何を学習させるべきかを確認した失敗事例と見る。今必要なのはモデルを諦めることではなく、tool calling、Godot プロジェクトの文脈読み取り、アセットラベル活用、実行結果に基づく再修正フローを学習データと実行環境に合わせて整えることだ。

追加で見つけたツール

ローカルモデルの実行と運用を簡単にできる参考プロジェクトとして club-3090 を確認した。

また今後のモデル適応やファインチューニング実験のために LLaMA-Factory も候補として確認した。

Qwen をコーディングツールとして使うには、結局 Godot 作業で実際に失敗した事例と成功したパターンを集めてファインチューニングする必要がある。十分な失敗事例がないままモデルを変えたり学習ツールだけを付けても同じ試行錯誤が繰り返される可能性が高いため、今後はこれらの失敗を学習データの候補として残すべきだ。

MCP とリサーチ

Qwen で web-search-mcp を通じて Reddit MCP 候補を見つけ、reddit-mcp-buddy を追加した。

Godot、ローカルモデル、Qwen Code などのツールは公式ドキュメントだけでは解決できない問題が多く、Reddit やコミュニティ事例が必要になることがある。ただし MCP を付けることと実際の開発判断が向上することは別問題だ。検索結果をコード修正に結びつける能力は継続的に検証する必要がある。

大変だったこと

今日は正直メンタルがかなり崩れた。

モデルを変え、サーバ実行方式を変え、MCP を付け、アセット説明まで作っても、実際に Qwen がプロジェクト全体を読んで修正する段階に至らなかった。特にツール呼び出しが実際の呼び出しとして処理されずテキストで出力される問題は虚しく感じた。見た目はコーディングエージェントのようでも、実際にはファイルを読んだり修正したりできない状態だったからだ。

結局少し休む必要があった。ずっと突き進めば問題をよりよく見るのではなく、同じ失望が繰り返されるだけだと思えた。

今日の判断

Qwen2.5 Coder は現状では Godot プロジェクト全体を任せられるエージェントではない。しかし目標は Qwen を限定的に使うことではなく、必ずコーディングエージェントとして使えるようにすることだ。

したがって今日の失敗は使用範囲を縮小する根拠ではなく、ファインチューニングと実行環境整合の基準として捉える。

  • Codex が画像解釈、ファイル探索、実際の修正、検証を担当する。
  • Codex が作成したアセットラベル、実際の修正 diff、実行エラー、再修正プロセスを Qwen の学習データ候補として残す。
  • Qwen がプロジェクト全体の文脈を読み、Godot コードを直接修正できるように tool calling と作業手順を学習させる。
  • tool calling が壊れた実行環境は即座に失敗と判断し、vLLM ベースで実際のツール呼び出しができる構成をまず整える。
  • LLaMA-Factory を活用して Godot 作業パターンと失敗事例に基づくファインチューニングを試みる。

次の基準

  • Qwen を再テストする際は vLLM ベースの tool calling が実際に動作するかまず確認する。
  • ツール呼び出しがテキストで出力されたらそのセッションはすぐに失敗と判断する。
  • Godot 作業は必ず実行結果を確認し、モデルの説明だけで完了扱いしない。
  • アセット使用は assets/ASSET_LABELS.md を基準とし、スタイルが異なるタイルセットを混ぜない。
  • LLaMA-Factory で Godot 失敗事例ベースのチューニングを準備する。
  • 最終目標は Qwen を実際のコード修正まで実行できるコーディングツールにすること。